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ハッピーウイルス(HAPPYウイルス)とは何か?「タコピー」で描かれた人間の感情や生命の意味について考える

エンタメ処方箋
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「タコピー」の最終回で、タコピーが実はハッピーウイルス(HAPPYウイルス)であることが明らかになりました。ハッピーウイルス(HAPPYウイルス)とは、人間の脳内に侵入して「笑顔」、「幸福」、「愛」という感情を強制的に引き出すウイルスです。しかし、その感情は本物ではなく、人間に不幸や死をもたらすものです。この記事では、タコピーの正体や原罪とは何か、そして「笑顔」、「幸福」、「愛」という感情が作品全体にどのように影響しているかを考察します(^^)/。

はじめに

『タコピーの原罪』とは、タイザン5先生による少年ジャンプ+で連載されたヒューマンドラマ・サイエンスファンタジーの漫画です。笑わない少女しずかと地球にハッピーを広めるためやってきたタコ型地球外生命体タコピーの交流を描いています。

この記事では、この作品に込められたメッセージやテーマについて考察してみたいと思います。私はこの作品を読んで、人間とは何か、幸せとは何か、愛とは何かという問いに向き合わされました。そこで、作品の展開や登場人物の心理を分析しながら、その答えを探ってみたいと思います。

タコピーとしずかの関係性とその変化を振り返る

物語の始まりでは、しずかは家庭や学校で様々な問題に直面しており、笑顔を見せることがありませんでした。そんな彼女の前に現れたのがタコピーです。タコピーは自分がハッピー星人であることを明かし、地球にハッピーを広めるために来たことを告げます。

タコピーはしずかに対して無償の愛情を注ぎます。彼女の好きなものや嫌いなものを覚えようとしたり、彼女が困っている時に助けようとしたりします。しかし、しずかは当初タコピーに冷淡でした。彼女は自分が不幸だから他人も不幸だろうと思っており、タコピーの優しさも疑っていました。

しかし、次第にしずかはタコピーの純真さや一途さに心動かされていきます。特に印象的だったシーンは第8話です。この回では、しずかが学校でクラスメイトから暴力的なイジメを受けています。その時、タコピーが現れて彼女を守ろうとしますが、逆にイジメられてしまいます。

タコピーは自分が怪我しても気にせず、「しずちゃん大丈夫?」、「笑って!」、「ハッピータイム!」などと言っています。これらの言葉はすべてしずかへの愛情表現ですが、同時に彼女への責任感や期待感も含まれています。

このシーンでは初めてしずかが涙する姿が描かれます。それまで感情を抑え込んでいた彼女ですが、タコピーの姿や言葉に触れて心から泣くことができました。そして、「ごめん」と「ありがとう」という言葉も口から出ました。

これらの言葉は自分自身や他者への認識や評価を示すものです。「ごめん」という言葉は自分が悪くないことを認めることができなかった自己否定感や罪悪感を表します。「ありがとう」という言葉は自分に対して優しくしてくれたタコピーへの感謝や信頼を表します。これらの言葉はしずかが自分の心に向き合い、タコピーとの関係性を再構築するきっかけになりました。

その後、しずかはタコピーに対してだけではなく、他の人々に対しても徐々に心を開いていきます。例えば、第10話では、しずかが家庭教師として働くことになります。そこで出会った少年・ユウキはしずかと似た境遇にありました。彼も家庭や学校で問題を抱えており、笑顔を見せませんでした。

しかし、しずかはタコピーから学んだことをユウキに伝えようとします。彼女はユウキに「笑ってみる」というアドバイスをします。これはタコピーがしずかに対して何度も言っていた言葉です。この言葉は単なる強制ではなく、笑顔が心の状態や人間関係に影響することを示すものです。

そして、第11話では、ユウキが初めて笑顔を見せます。それはタコピーが作ったお弁当やゲームで遊んだ時です。このシーンではタコピーだけでなく、しずかも一緒に笑っています。これは彼女が自分以外の人間の幸せも共感することができるようになったことを示します。

以上のように、物語の中でタコピーとしずかの関係性は大きく変化しました。最初は互いに理解し合えない存在だった二人ですが、次第に深い絆で結ばれるようになりました。そして、その絆は他者への愛情や共感力も育みました。

タコピーが見せる無垢さと現実社会のざらつきとの対比を分析する

タコピーは地球外生命体ですが、人間的な感情や思考も持っています。しかし、彼は地球上で起こる様々な出来事や現象について知識や理解が乏しいです。そのため、彼は常識や倫理観から外れた行動や発言をすることがあります。 – 例えば、第2話ではタコピーが学校へ行くシーンがあります。そこでは彼が先生やクラスメイトに対して無礼な態度を取ったり、授業中に騒いだり、女子トイレに入ったりします。これらの行動はタコピーにとっては自然なことですが、人間社会にとっては不適切なことです。

また、第4話ではタコピーがしずかの家に泊まるシーンがあります。そこでは彼がしずかの部屋で色々なものを触ったり、しずかの服を着たり、しずかのお風呂に入ったりします。これらの行動はタコピーにとっては好奇心や親近感から来るものですが、人間社会にとっては侵害や失礼なことです。

このように、タコピーは自分の感情や思考に従って行動する無垢な存在です。しかし、その無垢さは現実社会のざらつきや複雑さと対比されます。現実社会では人間は様々なルールや制約や価値観に縛られています。それらは人間関係や生活を円滑にするために必要なものですが、同時に自由や本質を失わせるものでもあります。

タコピーはそのような現実社会から隔絶された存在であるため、人間たちに新鮮さや衝撃を与えます。彼は人間たちが忘れてしまった純粋さや素直さや楽しさを思い出させます。しかし、その反面、彼は人間社会で起こる悲しみや苦しみや不条理にも直面します。彼はそれらを理解しようと努力しますが、完全に受け入れることはできません。

このように、タコピーが見せる無垢さと現実社会のざらつきとの対比は作品全体を通して描かれています。この対比は作品のテーマでもあります。それは人間と地球外生命体という異種族同士の交流から生じる問題だけでなく、人間自身が抱える問題でもあります。

ハッピーウイルス(HAPPYウイルス)は地球外から飛来した隕石内部から発見されました 。その隕石内部ではハッピーウイルス(HAPPYウイルス)同士が融合してタコピーのような姿になりました。そして、その姿になったハッピーウイルス(HAPPYウイルス)は地球上の人間に感染しようとしました。しかし、その感染は人間にとって良いことではありませんでした。

なぜなら、ハッピーウイルス(HAPPYウイルス)は人間の脳内に侵入して「笑顔」、「幸福」、「愛」という感情を強制的に引き出すからです。その結果、人間は自分の意志や判断力を失ってしまいます。また、ハッピーウイルス(HAPPYウイルス)は人間の寿命を短くする副作用も持っています。

このように、ハッピーウイルス(HAPPYウイルス)は人間にとって危険な存在です。しかし、タコピー自身はそれを知りませんでした。彼は自分がハッピーウイルス(HAPPYウイルス)であることも知りませんでした。彼はただ人間たちと仲良くなりたいと思っていました。

しかし、第12話ではタコピーが自分の正体を知ることになります。それはしずかがタコピーにキスしたことがきっかけでした 。そのキスによってしずかがハッピーウイルス(HAPPYウイルス)に感染してしまいました 。そして、しずかの体調が悪化していく様子を見たタコピーは自分が原因だと気づきます。

タコピーは自分がしずかや他の人間たちに迷惑をかけていることを悟ります 。そして、彼らから離れる決心をします 。彼は隕石内部へ戻ろうとします 。しかし、その途中で彼はしずかや他の人間たちから愛されていることも知ります 。彼らはタコピーを止めようとします 。彼らはタコピーがハッピーウイルス(HAPPYウイルス)だからではなく、タコピーだから好きだと言います。

このように、最終回ではタコピーの正体や原罪が明らかになりました 。それは「笑顔」、「幸福」、「愛」という感情を引き出すウイルスであることです 。しかし、それらの感情は本物ではありませんでした 。それらの感情は強制的に作られたものであり、人間に不幸や死をもたらすものでした。

タコピー自身もそれを知って苦しむことになりました 。彼は自分が愛されていることに喜びを感じました。しかし、同時に自分が愛する人たちに害を及ぼしていることに悲しみを感じました。彼は自分の存在意義や価値に疑問を抱きました。

このように、タコピーの正体や原罪は作品のクライマックスでもあります。それはタコピーの成長や選択だけでなく、人間の感情や生命の意味も問いかけるものです。それは「笑顔」、「幸福」、「愛」という感情が本当に必要なものなのか、それらの感情が本当に幸せをもたらすものなのか、それらの感情が本当に人間らしいものなのか、ということです。

感想

おはなしがハッピーをうむ!!

悲しい事
辛い事
楽しい事。

全部≪もしも≫の世界線には存在している。
では、
そこから、望むべき世界をもぎ取れるか、出来ないの違いは何なのか?

そーだね(;´・ω・)
お話を聞いて、信じて、行動してみる。
小さな一歩も確実にifを引き起こすし、何かが巻き起こる!

最後、2人が親友になるのは。
グッジョブでした!

結論

「タコピー」はタコピーとしずかを中心とした物語です。タコピーは地球外生命体であり、ハッピーウイルス(HAPPYウイルス)です。しずかは人間であり、家庭や学校で問題を抱えています。二人は偶然出会ってから次第に仲良くなります。しかし、その仲良さはタコピーがハッピーウイルス(HAPPYウイルス)であることから生じる危機に直面します。

物語ではタコピーとしずかだけでなく、他の登場人物たちも重要な役割を果たします。彼らはタコピーやしずかに影響を与えたり、影響を受けたりします。彼らはそれぞれ個性的で魅力的ですが、同時に現実社会で起こりうる問題や葛藤も持っています。

物語では「笑顔」、「幸福」、「愛」という感情が大きく取り上げられます。これらの感情は人間にとって欠かせないものですが、同時に難しいものでもあります。これらの感情は自分や他者や社会と関わる上で必要ですが、その関わり方は一筋縄ではいきません。

物語ではそんな「笑顔」、「幸福」、「愛」という感情を通して人間や地球外生命体という異種族同士の交流や衝突が描かれます。それは人間自身の内面や外面の問題も反映しています。それは人間が持つ喜びや悲しみや苦しみや希望も表現しています。

そんな・・・難しいやりとりしてでも、『繋がる』事には素晴らしい事が詰まりまくっている!!苦しくても、メチャクチャ大変でも、『より良い繋がり』を目指す事の重要性を訴えかけてくるような、素晴らしい作品でした(^^)/

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