どうも
管理人のタケサンです(; ・`д・´)
本日は 本 の紹介です。
本の場合は、
自分のペースで読み進める事が出来ますが
読む習慣の無い人にとっては、
読むだけでも非常に大変な作業になってしまいがち( ;∀;)
そこで!!!
目的別で本を紹介させて頂きますので、
自分の目的にそった本をお持ち帰りください(^^)/
本日はこちら!
※エンタメ処方箋では この作品を見ればどの様な感情になれそうなのか♪ 教訓や学びPOINTを合わせてお届けします。 ※ふんだんにネタバレを含みますので、ネタバレ厳禁の方は退散してください!
有頂天家族:どんな本?
フワフワ テチテチ歩きまわる可愛ゆい生き物゛タヌキ゛
そんな4兄弟タヌキの等身大だけれど、
おかしな おかしな日常が、これでもかって程に詰まっています。
過去の栄光にすがる天狗も出るし、
乙女から天狗に転身して縦横無尽の活躍を見せる弁天や、
憎いけど憎み切れないタヌキたち。
ふわっと読めて
心にグサりと刺さる部分も多いにあれば、
内容も、文章もオモチロすぎて、ついつい心弾んでしまう。
そんな本です(; ・`д・´)
間違いなく娯楽にふさわしい・・・至高本と言えるでしょう。
オススメPOINT:表現力を磨かれたし
実はこの本の作者
森見登美彦先生というのですが、めちゃくちゃ面白いです。
全ての本がオモチロイ。
ずっとふざけているかの様に書かれているのですが、その核となっているであろう。
『オモチロイこそ正義なり』
この一貫した思想の元に書かれる表現方法に脱帽ですよ。
勝手な私の憶測ですが、
森見先生・・・・・私生活も間違いなくオモチロイはず。
ひめくりカレンダーが欲しい。森見先生が織りなす言葉のハーモニーを聞いてしまうと・・・・
どうやっても虜になってしまう事間違いなしですよ(; ・`д・´)ww
オススメPOINT:ストーリーもキャラもオモチロイ
まず。
ストーリーが面白いです!!
日常ほのぼのライフを描いているようで、
どんどん話の枝葉が伸びて行って
『え!?大丈夫なの!?』って思っていても。
最後には・・・
『ブラボー・・・こりゃ確かに世界中から愛されて国宝、日本人が生み出した銀河系の宝と言われるだけあるわ。日本語で言うと・・・APPARE』
ってなるくらいに面白いです(; ・`д・´)ww
そしてキャラ・・・・
まずタヌキたち
◎熱血漢だけど、ここぞという時に弱い長男
◎狸を辞めてカエルに化けて井戸に引きこもってしまった次男
◎阿保の血を色濃く受け継ぐ三男
◎気が弱いが家族思いの四男
◎偉大過ぎる狸界の長だった父。狸鍋になってしまった偉大なる父。
◎4兄弟が偉大だとすこしも信じて疑わない無限大な愛を誇る母
→他にも名狸多数!!!
次に天狗!
昔偉大だった事を一生懸命に背負い続けながら、誰からも尊敬の念を集められなくなった奥ゆかしい天狗の先生。
人間だったが天狗に弟子入りした弁天。
元々の容姿の良さに天狗としての力も手に入れて、縦横無尽に闊歩する美女。
彼ら主軸を据えて小説内で縦横無尽に闊歩する様はまさに
『阿呆の血のしからむところ』なのです。
オススメPOINT:タヌキに学ぶ処世術
実のところ
小説というのは、ある主人公を主軸に据えて
一生の内の、とある部分をくり抜いて見せてもらっている訳ですが(; ・`д・´)
今作の主人公はタヌキ。
そんなタヌキの一生の内のとある部分を見させていただいている訳ですが、
彼は言います。
『タヌキというのは面白おかしく生きる以外に特段やることは無い。』うー--ん何とも考え深い。
彼が住む京都のタヌキ達には、ほぼ天敵がおらず、あるとすれば人間がたまに敵にありうるくらいなのです。
しかし、我々人間は、天敵が存在しない。彼らタヌキよりぬくぬくと生きれる訳なのですが、
彼らほど達観出来ていなかったな~と震えました。
確かに考えれば考えるほど、
『面白おかしく生きる以外に特段やることは無い。』
な気がしてくるんです(; ・`д・´)www
ふうううう
素晴らしい本でした(∩´∀`)∩
終わりに
非常に面白い。
ふわふわと可愛い見た目をしたタヌキ。
タヌキ達の日々をこれ程までに
面白おかしく描けるのがすごい。
めちゃくちゃ面白い。
サスペクタクルでありながら、
4兄弟がキャラ立ちしていて、それでいながら
愛に溢れた
両親のもとで育ち。
天狗に弁天が出てきて。
敵もいて。
人間社会も交じってきて。
ごちゃごちゃしていそうで
綺麗にまとまる。素晴らしいひと時を味わえる素晴らしい作品!!!
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