【知的系】言葉の応酬を楽しみ、友と語りたくなる映画🎬偶像と想像

どうもエンタメ処方箋のお時間です。

エンタメ処方箋では、
日々の生活のありとあらゆる不調に対してエンタメというアプローチで対応していきます。

例えば：眠い(∩´∀｀)∩体がだるい( ﾟДﾟ)疲れている( ;∀;)元気が出ない( 一一)etc

これら全てに効くとなると・・・それはエンタメしかない！

しかし

【クスリはリスク】と言われるように、

用法用量、種類、を間違えると痛い目をみるので、処方箋が我々を守ってくれているのです。

エンタメも同じです。

貴重な時間を、自分に合わない物を摂取していたんじゃー

不調は悪化の一途をたどるばかり！！！

そこで

日常のほとんどの時間を
映画、読書、漫画など様々なエンタメに投資している

管理人のタケサンが、アナタだけに送るエンタメ特化の処方箋をお届けします(^^)/

って事で
本日はジャケットがオシャレすぎるこちら！

偶然と想像《あらすじ》

3本独立したストーリーで構成されているが、全体を通してみると会話劇で作り上げられた一貫した構成になっている映画でした(; ･`д･´)。

１作目
主人公の女性はタクシーに乗りながら、隣に座る女友達から相談される『気になってる男』。
紐解いていくと元カレやん。ってなり。。元カレの元に乗り込み。口喧嘩して。私を取るのか？親友をとるのか選ぶように告げる。
何も知らない友達を間に置いて、不安定な元カノ元カレの心が揺れに揺れる若者達の物語。

２作目
小説を書いている大学教授と、不真面目が故、留年が決まり内定を取り消されて教授に逆恨みしている大学生、その大学生と、セフレ関係にある既婚者子持ちの女学生3人の物語。

大学生は恨みを晴らす為、女学生にハニートラップを持ちかける。

教授の元にいった女学生は、教授が書いた小説の官能的部分を朗読する。
しかし、教授はハニートラップにひっかからない。むしろ、教授は投げやりになる女学生を褒めてくれる始末。

女学生は一部始終録音しており、ハニートラップだった事を詫びる。
しかし、教授は女学生の声で読まれる官能的部分に激しいリビドー(興奮)を感じていたので、音声データをむしろ貰えないかと頼む。女学生は快諾。

しかし、
後日。送り先を間違えてしまい、、、

女学生離婚。教授リストラ。
逆恨み大学生は文芸担当の会社に勤める事になる。少し大人な物語。

３作目
何十年振りの同窓会に出席する事になった夏子。
特に盛り上がりもなく過ごし1泊して帰ろうとしたとき。

反対側のエスカレーターに乗っているのは、、
あの子では！？あっ！アチラも気付いた✨
二人は再開、お宅に訪問して話をする事に。

話をするがどーにも噛み合わない。
夏子が疑問に思っていたら、、
『アナタは誰？私はアナタを知らない。』と。
何と、、
本当にお互いが、相手を別の誰かと勘違いしていた全くの他人。

呆然とする2人だったが、
相手役になりきり会話をする事に。
そこで、20年もの時を超えて、思いを打ち明ける2人。名も知らなかった他人の2人は、一歩踏み出せなかった過去の自分達にエールを送り合う過去と未来の物語。

オススメPOINT

はい。メチャクチャ面白いんです！
会話劇で奇想天外が起きていく感じなのですが、
３作とも全く繋がってない別の物語なのに
何となく繋がっている様に感じてしまう感じがすごいんです！！


確かに日常でも、
ひょんな事から物事が動く事もありますが・・・

もしかしたら
大体の事件とかは偶然が重なった結果かもしれません。

それに、

今振り返ると、あの時のあれは、この時のこれはと
想像をつけ足していく事も出来ます。

つまり・・・偶然と想像という名前が秀逸！
３作を通じて思うのは、
誰でもどんな時でも、目の前に物語が展開されているって事です。

つまり

我々の目の前・・・

いや我々がもはや偶然と想像の中にいて、

常に物語が展開されているのです( ﾟДﾟ)！

そして

その物語を、

他者が見た時に色んなテーマや感想を
手前勝手に想像して述べていくとエンタメになるのではないでしょうか(; ･`д･´)

まだまだ止まらないオススメPOINT【１作目】

元カレを好きかどーかも分からない主人公。
『あの時、私が浮気して別れる事になったけど、
アナタを傷付ける事で、愛を確認したかった自分に今気づいた。。。』って
表現！！！分かりたくないような気がするけど、すごい多くの人に刺さるんじゃないかなー(; ･`д･´)

元カレ元カノが揺れ動く感情をぶつけ合って、
何かにすがりついて自分を肯定していく感じが若くて最高ですよ！！！

最後・・・
主人公は他者から得られる肯定の輪廻から抜けたのか、、そのままだったのか、、、
見た人を唸らせる語り合いたいポイントですね(^^)/

まだまだ止まらないオススメPOINT【２作目】

２作目は、
教授が、教授室にある扉をどんな時でも『開けておいて下さい。』と徹底しているのは、
恐らく自分の理性を保ち続ける為の作戦なんだろーなーって思ってたら、

人生でそーそーあるもんじゃないハニートラップが起きる訳ですが、

徹底していたお陰で防衛に成功！！したと思ったのに！笑

まさかの音声データ流出で、全てが壊れる偶然。

予測して対応していても、
なる時はなる！って運命的イタズラが面白かったですねー(; ･`д･´)

しかも、
投げやりな人生を送り・・自分を愛せない女学生は、ハニートラップを仕掛ける相手からの、愛ある対応で確実に心が揺れて、人生をより良く生きたいと思ってた矢先。

全てが壊れる。。。
何だコレ！！！面白い！！！(; ･`д･´)

最後の最後。
時が経ち
逆恨み大学生が出版社で働くようになり、結婚も間近に迫る中、女学生と再開するシーンがコレまた面白い。多分、女学生は掻き乱してぶっ壊したいという気持ちで接する感じが、何とも健気で面白かったです。

まだまだ止まらないオススメPOINT【３作目】

３作目は
赤の他人でも
偶然が重なったとはいえ、
一歩を踏み出す勇気を持てれば。

何十年も許せなかった、、もどかしかった過去の自分を許せるキッカケになるって事。

最後に

今回は熱が熱すぎるので、ここらで(∩´∀｀)∩